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株式会社G.GATE
株式会社G.GATEは、2018年から2019年にかけて中野ブロードウェイで発生した伊藤誠によるロレックス詐欺の舞台。
2017年2月に伊藤誠が渋谷区宇田川町の賃貸オフィス(ノア渋谷パート2)に設立。時計店の店舗は中野ブロードウェイのB1Fプチパリに置かれた。
2018年はシンガポールと香港へバイヤーが渡航し、ロレックスを買い付けていたが、日本に密輸していため、密輸担当のT氏が東京税関に拘束され、年末に家宅捜索される。伊藤誠は、G.GATE店舗には姿を見せなくなった。2019年1月にバイヤーへの支払いの遅延・停止が発生し、以降、甚大な被害が発生した。伊藤誠は、2019年7月にロレックスの密輸の件で千葉県警に逮捕され、9月に釈放されている。2019年に入り、バイヤーの主体は、東京から大阪へ場所を変えて事件は継続し、被害者は 100人以上とみられている。
株式会社G.GATEという法人は、中野ブロードウェイ事件から5年経過した現在も破産はされず、放置されている。法人は事件後、放置されて休眠会社となるのも、伊藤誠の詐欺の特徴。
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履歴事項全部証明書には、オーナーである伊藤誠の名前はどこにもない。
成澤一仁が2023年5月に支配人として登記
2019年のG.GATE事件から4年後の2023年3月に成澤一仁が支配人として登記された。休眠会社であったはずの株式会社G.GATEにしては不自然な動き。FORTUNEに続いてG.GATEも将来的に破産処理を企てている可能性がある。
中野ブロードウェイG.GATE店舗(2018年~2019年)
G.GATE事件当時の中野ブロードウェイ B1F プチパリ店舗の様子です。
中野ブロードウェイG.GATE店舗跡地(2020年)
株式会社G.GATEがB1FプチパリB24から立ち退いた後、この跡地にはガチャガチャが置かれました。
株式会社G.GATEの本社
株式会社G.GATE の登記上の本店は、渋谷のセンター街の奥にある「ノア渋谷パート2」という賃貸オフィス。G.GATE事件後から5年経過した現在も破産手続き等はなく放置されており、休眠会社となっている。
G.GATE事件当時、伊藤誠は「ノア渋谷パート2」に住民票をおいていた。設立した法人の本社を置いているワンルームマンションに住民票を置くのは、伊藤誠の詐欺スキームの特徴。
伊藤誠は、2017年2月1日に1103号室を契約し、2017年2月27日に1103号室を本社にして、株式会社G.GATEを設立。
2018年7月1日に805号室に転居、転居理由は不明。