故・篠原洋平さんの悔しさ、無念の思いを代弁し続けます

2006-2007年 タイ・マカオ事件

タイ・マカオ

タイ事件(2006年7月末から2007年4月5日)

タイ警察のレポート
事件番号 380/2550 2007年8月8日

伊藤誠は2006年「タイに行き、クレジットカードで立て替え払いし、
ブランド品を買うだけ」「旅行気分で稼げる」などと新聞の折り込み広告でアルバイトを募集。
応募した複数の日本人を連れてタイに旅行し、現地で買わせた高級時計を受け取ったが、
立て替え代金など約6,000万円を払わず、だまし取った疑いが持たれている。アルバイトの募集は伊藤誠が経営していた FLASY COLORS という会社名義だった。

★事件番号 56/2553 (ジャッカラワン警察署)での捜査があったことも確認されている。

マカオ事件(2007年)

新聞の折り込みの求人広告にフラッシーカラーズという会社名義でアルバイトの募集を出す。山本理恵こと本名・鬼頭理恵という伊藤誠の愛人が成田のホテルなどで面接を実施していた。
「アルバイトさんにはブランド品の買付のお手伝いをしてもらいます。クレジットカードをたくさん作って、限度額いっぱいまで増やしてきてください。クレジットカードの引き落とし日前日までに決済金額に3%上乗せした金額を振り込みます。旅行費用、宿泊代などはフラッシーカラーズが支払います。タダで海外旅行ができてアルバイトでお金も稼げます。」

現地に行くと初めて伊藤誠が現れます。
「高級時計をマカオで大量に買うと大幅に値引きされるので、それを日本に持ち込み、ドンキホーテなどに卸しています。大量に購入するので、一端、クレジットカードを切って現金に換えます。」

当時のマカオなどでは、質屋などでクレジットカードでキャッシングができました。伊藤誠はこの点を熟知していて、これを犯罪に利用しました。
バイヤーにはロレックスの現物を見せて、信用させます。実際には同じ時計を被害者のほとんどの方に見せていました。つまり伊藤の説明するビジネスは全く存在していませんでした。
バイヤーを集め、現地でもてなしクレジットカードを一人1,000万円前後まで使わせて、キャッシングさせているだけでした。

実際に何度か、約束通り振り込みされましたが、金が貯まった段階で1億8千万円を入れたスーツケースが盗まれたと嘘をつき、支払い不能になったと堂々と言ってのけました。
しかも犯行が実行された時にはダミーの社長・近藤和禎に会社を売ったから自分には責任がないと演技しました。

インターポールから国際指名手配(2009年9月8日)

CONTROL No: A-3094/9-2009
REQUESTING COUNTRY : THAILAND
FILE No : 2009/26030
DATE OF PABULICATION : 08 September 2009

インタポールのサイトにはすでに伊藤誠の記録は削除されている。時効が成立したからだと思われる。日本の警察からの立件・起訴がなかったことが逃げ切れた主因であることは間違いない。

新聞記事の警告も虚しく、警察からの立件なく被害は拡大

産経新聞、共同通信、千葉日報が伊藤誠の野放しを警告していたが、警視庁の立件はなく放置され、以後、2016 BEST BUYER’S, 2019 G.GATE, 2023 FORTUNE と悲劇的なロレックス買付詐欺被害が続いている。

産経新聞(2009年11月22日)

■タイでブランド品買わせ詐欺容疑 国際手配男『野放し』

 日本で二〇〇六年、ブランド品をタイで買い付けるアルバイトを募り、渡航した人にブランド品の立て替え代金や報酬を支払わなかったとして、タイ警察は、詐欺の疑いで、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて日本人の男性を国際手配した。

 ところが、日本とタイは犯罪人引渡条約を締結していないため、日本の警察は男性が国内にいたとしても拘束できず、被害を訴える人たちは「なぜ野放しなのか理解できない」と憤っている。

 タイ警察に被害を届けた人やその弁護士によると、男性は〇六年「タイに行き、クレジットカードで立て替え払いし、ブランド品を買うだけ」「旅行気分で稼げる」などと新聞の折り込み広告でアルバイトを募集。応募した複数の日本人を連れてタイに旅行し、現地で買わせた高級時計を受け取ったが、立て替え代金など約六千万円を払わず、だまし取った疑いが持たれている。

 バイトの募集は男性が経営していた「FLASHY COLORS」という会社名義だった。

 タイ警察は男性の逮捕状を取り、今年九月に国際手配。ICPOはインターネット上で「WANTED」として、男性の写真と氏名を掲示している。タイ警察は日本の警察とも情報交換しているという。しかし、警察庁は取材に「一般論として法的に日本人は引き渡せない。タイと日本は犯罪人引渡条約を結んでおらず、身柄拘束の請求があったとしても拘束できない」と回答した。

 一方、被害を訴える人は千葉県警などにも相談したが、千葉県警捜査二課は「現時点で詐欺罪の立証は困難と判断している。ただ捜査は終わっていない。新たな事実次第で進展の可能性はある」としている。被害を訴える一人は「国際手配されたのに、まるで警察に守られているようだ。被害者はどうすればいいのか」と話す。

 別の弁護士によると、男性が経営する会社は〇七年、同様に百人近くにマカオでブランド品を買い付けさせたが、約五億円が未払いになり、返還訴訟も起こっている。

 男性は所在不明で、訴訟代理人の弁護士を通じて取材を申し入れたが、応じていない。

共同通信(2009年11月21日)

47NEWS > 共同ニュース > 記事詳細

条約なく詐欺容疑者「野放し」 タイ警察、国際手配したが

 日本で2006年、ブランド品をタイで買い付けるアルバイトを募り、渡航した人にブランド品の立て替え代金や報酬を支払わなかったとして、タイ警察は21日までに詐欺の疑いで、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて日本人の男性を国際手配した。

 ところが、日本とタイは犯罪人引渡条約を締結していないため、日本の警察は男性が国内にいたとしても拘束できず、被害を訴える人たちは「なぜ野放しなのか理解できない」と憤っている。

 タイ警察に被害を届けた人やその弁護士によると、男性は06年「タイに行き、クレジットカードで立て替え払いし、ブランド品を買うだけ」「旅行気分で稼げる」などと新聞の折り込み広告でアルバイトを募集。応募した複数の日本人を連れてタイに旅行し、現地で買わせた高級時計を受け取ったが、立て替え代金など約6千万円を払わず、だまし取った疑いが持たれている。

 タイ警察は男性の逮捕状を取り、今年9月に国際手配。ICPOはインターネット上で「WANTED」として、男性の写真と氏名を掲示している。タイ警察は日本の警察とも情報交換しているという。 2009/11/21 18:06 【共同通信】

千葉日報(2009年11月22日)

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