FORTUNE 事件の被害者の回想録 2 (③2回目の海外渡航&現金融資編)
FORTUNE 事件の被害者の回想録 2 (③2回目の海外渡航&現金融資編)
面接編、初渡航編の続編です。2回目の海外渡航と現金融資についての詳細が描かれている貴重な回想録です。2022年から2023年初めのバイヤーの渡航先は、主としてタイのバンコクであり、クレジットカード決済の対象は金であったことが分かります。
★AIによる音声読み上げ版(6分45秒)
FORTUNE 事件の被害者の回想録 2 (2回目のバンコク渡航&現金融資編)
1. 2回目の海外渡航(タイ)
1回目のタイへの渡航の際は、現地で合流した過去に渡航歴が何度かあるバイヤーから情報を収集し、現状は新型コロナウイルスの影響で、入国がしやすいタイが買い付けのメインである事を聞きました。
また、「クレジットカードの決済代金は本当にきちんと支払われるのか?」と確認したところ、全員が首をそろえてうなづき、きちんと清算されるとのことでした。
中野正人(伊藤誠)の話では、新型コロナウイルスの流行の前はタイだけではなく、他国にも買付に行っており、シンガポール、香港、ドバイ、アメリカでも買付は可能であるとのことでした。
中野正人(伊藤誠)やバイヤーの話を聞いている限り、海外で時計を購入し、帰国時に消費税も支払い、違法性は無いと判断した為、私は、2023年1月にタイのバンコクへ2回目の渡航をしました。
私は、現地で数名のバイヤーと合流し、初回と同様に金のお店で金を購入し、すぐに同店舗内でタイのバーツへ換金しました。
そして、現地で合流していたバイヤーに換金した現金を渡しました。現金を受け取ったバイヤーは、その後、すぐに日本へ帰国するとのことでした。
バイヤーの話によると、そのバイヤーは全員分の現金を日本に一旦持ち帰り、中野正人(伊藤誠)へ手渡し、中野正人(伊藤誠)は、その現金を香港に持って行き、香港でロレックスを買付すると言うことでした。
中野正人(伊藤誠)によると、タイには、なかなかロレックスなどの高級時計が無いが、香港であれば、かなりのロレックスが豊富にあるので仕入れられるとのことでした。
私の2回目の渡航は、バンコクで時計の買付はせず、金の購入とタイのバーツへの換金を行い、他のバイヤーにその現金を預けることで完了しました。翌日、日本に帰国しました。
帰国後は、すぐに、中野正人(伊藤誠)から
「今回どうだったか?」
「何かトラブルは無かったか?」という連絡が入りました。
中野正人(伊藤誠)がとても気を遣ってくれているように感じました。
私が決済できなかったクレジットカードがいくつかあった事を伝えると、「次回はクレジットカードのセキュリティを渡航前に解除してもらうように事前に電話をして伝えておくのが良い」と言われました。
また、「次回は香港でも良いので、次回渡航の日程を教えて欲しい」、「今は、かなりバイヤーが増えてきている。」と言われました。
私の現在の状況としては、今は就職活動中であり、また、病気の治療等もある為、いつ行けるかが分からない事、また、その為に自由に比較的融通が利くアルバイトとして選択していると言う事を伝えました。
すると、中野正人(伊藤誠)から、海外渡航できない人は、現金を預けている人が数名いると言う事を聞きました。
現金の預け入れについては、海外渡航ができない人向けで、フォーチュンが代わりにその現金を預かって、
他のバイヤーの渡航時等に預けて、一緒に買付をしてもらうと言う事で、名目としては投資という形に当てはまると言われました。
サイクルとしては月末締めで預かった現金は、翌月の15日以降に、預入した現金の総額の6%が報酬として支払われるということでした。
また、その現金を返金して欲しいと言う場合は、同様に申告があってから月末締めで、翌月末には返却可能であると言う事を聞きました。
報酬分が渡航して買付する場合より高いため、その違いを尋ねると、現金の預け入れは海外への渡航費用と宿泊費用がかからないため現金融資の方を6%にしていると言う事でした。
私は、就職活動も並行して行っているため、いつ渡航できるか分からない事情があり、現金融資についても少し考えてみるという回答をして
中野正人(伊藤誠)との会話を終えました。
2. 現金融資(伊藤誠への現金預入)
私は、バンコクへの2回目の渡航以降、現金融資について改めて考えていました。
自分自身が渡航して買い付けるのではなく、現金を預けることで報酬も元本の6%をもらえるのであれば、預ける方が楽であると考えました。
そこで、私は、500万円を投資として、フォーチュンに預けることに決めました。
私は、まだ、2回目渡航の報酬を受け取っていなかった事もあり、中野正人(伊藤誠)に前回の報酬を受け取りに行きたい事と、現金を預け入れしたい事を伝え、アポイントを取りました。
私は、2023年2月10日外苑前にあるドトールコーヒーで伊藤と待ち合わせをしました。
その日は、雨と風も強く、かなり寒い日でした。
外苑前のドトールコーヒーは、1階が混んでいたので、2階へ上がり、店内の席を確保しました。
私は中野正人(伊藤誠)から、2回目のバンコクの報酬を受け取り、そして、現金500万円を中野正人(伊藤誠)に手渡しました。
中野正人(伊藤誠)から、最近のバイヤーの動向について、人がどんどん増えて来てかなりの人数になってきた事、
また、現地でのエピソードや他のバイヤーについて、話を聞きました。
そして、中野正人(伊藤誠)から、「現金の預け入れについての契約は、次回以降にもお会いする事があるので、
その際に投資という事で契約書を交わしましょう」という話があり、私はそれに合意して解散しました。
以上、